2016年8月13日土曜日

MAUI TRIP - 4 - 最終話


いよいよナンシー先生のもとでの最後の練習日。

今日もまた、ジーンズ姿でどかっと座り帳面を広げたケイシー先生に
15ドルちょうどを渡すと、かわいらしい笑顔で一言「perfect !」

窓辺に飾られたグルジの写真。


プライマリーレッドとセカンドレッドのスプリットクラスだった。
途中までナンシー先生のカウントで全員一緒に行い、
途中からはプライマリーはケイシー先生が担当、
セカンドはナンシー先生が担当。

私はセカンドレッドに参加した。

私の他にヨーロッパ系の女性が1人、
ローカルっぽいおじさまが4人。

アツい練習をする人もいれば、マイペースに自分できることをやる、人もいて、
同じカウントの中でもみんなそれぞれ。
途中途中、ナンシー先生の笑い声が聞こえたりして、
とても穏やかで心地よいレッドクラスだった。


ここでは、出来なきゃいけない、
みたいな空気は皆無で。

そもそも、出来る、出来ないという概念自体存在していないような。


こういう空気は、恵子先生のところでも、ツトム先生のところでも
もちろんナンシー先生の日本でのクラスでも
感じてきているし、
別段驚くこともないのだが、

ここに練習に来ている人達の年齢層の高さは正直新鮮だった。
(入ってくる人がみんなレジェンドに見えるという、、笑)

日本でアシュタンガヨガがブームになって、まだ10年そこそこ。
今年68歳になられたナンシー先生は40年以上前からグルジのもとで練習をはじめ、
30年このマウイのシャラで指導を続けているのだから
その歴史の差を考えれば当たり前のことなのだけど。


日本ではアシュタンガはストイックだとかきついとか厳しいとか怪我をして体を壊すとか
色んなイメージが付いて回ったりして、
厳しいところだと、出直して来い、とクラスにすら参加させてもらえないという話も
聞いたことがあるけど。
(幸いなことに、私が今現在、そして今までに
習ってきた先生たちはいつでもおおらかに受け入れてくれて
アシュタンガヨガの楽しさを伝えてくれたので、
アシュタンガヨガに対するネガティブイメージは全く持っていないのですが、
このような話は耳にする。
まぁそれぞれ色々事情があるのかもしれないけど。)

ひとつ、ヨガは心身の健康のためにあるもので、

こんな風に様々な年齢の人、様々な体格の人、
様々な体調の人、硬い人も柔らかい人も、力が無い人も力がありあまる人も、
はじめての人も長年続けている人も
誰もが普通のこととして
自分の為の毎日の健康体操みたいな感じで
ごく普通に参加できるアシュタンガヨガのクラスって
なんか、すごくいいよな。これだよな。
ってしみじみ感じた。

日本でもあと10年20年30年先、そんな風になっていくだろうか。

ナンシー先生がグルジのもとで練習を始めたころ、
沢山の病人がグルジのもとを訪ねてきていたそうだ。
そしてどんな病気の人もグルジは家に招き入れていたという。
グルジは世界中の病気を治すためにこのアシュタンガヨガを考案した
という話を聞いたこともある。


そういう経緯があって伝えられてきているこのヨガを実践するにあたって、
そこにポーズの美しさとかって、全然必要ないんだよね。


アシュタンガヨガは難しくなんかない。
誰にでもできるし、すごくシンプル。

ナンシー先生のクラスに参加して
そんな事を改めて思った。



とにかく終わってしまうのがさみしいと感じるほど
楽しいプラクティスでした。


最後仰向けで休んでいると
ナンシー先生が来てくれて
「アサコ、今日が最後よね。お別れを言わなきゃ。」
と。


泣きそうになるのをぐっとこらえて
乏しいボキャブラリーながらも精いっぱい感謝を伝えた。


ナンシー先生、本当にどうもありがとうございました!

この日のナンシー先生のいで立ちは
なんだかサンタさんの様で、
クラス中、ナンシーサンタがみんなにギフトを配っているようにも見えました^^


シャラを後にして、
有名らしい、コモダベーカリーのドーナツを買いに。

朝からにぎわってました。



木陰で食べて、

宿に戻って。
マリさんが作っている素敵なmauimari ocean jewelryの作品を
見せていただき。

のんびりお話したりして。

おおらかで素敵なマリさん。
色々と本当にお世話になりました。
また遊びに来させてください!


ランチはサラダとトルティラで。


午後は
今まで行っていないエリアへ行ってみようと。

レンタカーで行ける最南端?まで行ってみました。

ビーチというか岩。
芝生でごろごろしてみたり。

人もあんまりいなくて
波の音を聞きながらのーんびり。




帰り途中でスーパーに寄って、
そういえばハワイらしいもの全然食べてなかった、
ので、、
ポキを買って帰りました。

最後のディナーも、本当に美味しく、楽しく、幸せだったなぁ。




シャワーの後、荷物をまとめながら、あぁもう帰るんだなぁと
しみじみ。

まだまだ滞在していたい。
でもそれは何日あっても同じなんだよな。きっと。

にしても一週間はあっという間だ。


翌朝、
荷物を車に積みこんでいると
スティッチが。

発車するとめずらしく車を追いかけてきてくれて。
別れがわかったのかなぁ。


早朝、二人に空港まで送ってもらって。


泣くつもりはなかったのに、
ハグしたらこみあげるものがあって、
やっぱり泣いてしまった。

まぁ、二人は泣いてなくて私だけだったけど。笑

少しは泣いてくれよ。なんて笑


帰りのフライトもスムーズで、
ちょっと疲れたけど、そのまま夕方RIDEに行ったら
たんまり仕事が待っていて、
あっさりと現実に引き戻されてしまいましたとさ。笑


あきさん、まりちゃん、
あっという間の10日間だったけど、
色々と本当にありがとう!
沢山の時間を一緒に過ごせて本当に楽しかったです。
頼もしいあきさん、明るいまりちゃんのおかげで
素晴らしい経験を沢山させていただきました。

また近いうちにみんなでどこかで会えるといいな!


まりちゃんはあと10日、あきさんはあと2か月。
マウイライフを楽しんでね~!

と、
マウイから帰って来たのは6/16。



で、
これを書いている今現在8/13。

まりちゃんはそりゃもうとっくに沖縄に帰ってるし、
あきさんもそろそろ帰ってくるわ。笑




いつまでマウイを引きずってんだ、って話ですけど笑
これにてマウイトリップおしまいです。
長らくお付き合いいただきありがとうございました。


最後に、マウイでお世話になった全ての皆さま、
そして快く代行を引き受けてくれた有紀先生、まゆこ先生、
そしてSWELLのみなさん、
それからいつでも背中を押してくれる旦那にも。

本当にどうもありがとうございました。



MAHALO



asa