2016年12月5日月曜日

About Ashtanga Yoga

アシュタンガヨガはインド・マイソールの故シュリ・K・パタビジョイス師(1915-2009)によって考案されたメソッドです。

呼吸と動作を連動させるヴィンヤサが特徴のユニークなヨガです。

呼吸を通じ体内に入ってくるエネルギーを漏らさないようにするテクニック”バンダ”と視点を定める”ドリスティ”を用いながらヴィンヤサを行うことにより体内に強い熱が発生し、この熱が体内に溜まった毒素を対外に排出させます。

一連の決まったポーズの流れに沿って練習をしていきます。
ポーズの流れは肉体、神経、精神を整えるように組み立てられています。

継続して行うことでエネルギーが巡り、心身ともに癒しの効果を感じられるようになるでしょう。





Shri.K.Pattabhi Jois 
1943 : demonstration





練習について

1. 週に6日練習をする。
2. 新月・満月・生理中は練習をお休みする。
3. Asana(ポーズ)は、決められた順番通りに行う。
4. 練習中は水を飲まない。
5. 練習中は汗を拭かない。
  (どうしても滑る・目に汗が入るなどの場合はその部分だけ拭いても良い)





八支則

Ashtanga Yoga=ashta(8つ)・anga(部門・枝)・yoga(繋ぐ・ひとつになる)

古代インドの賢者パタンジャリの「ヨーガスートラ」にはヨガの8つの側面を
木の枝に例えて記されています。



1Yama (ヤマ)  禁戒・道徳  
  Ahimsa:非暴力
       Satya:真実・正直である
  Asteya:盗まない
  Brahmacharya:梵行。快楽・欲望に溺れない
  Aparigraha:不貪・執着しない

2
Niyama (ニヤマ)  勧戒・個人的な規律
  Shaucha:清浄・心と体を清潔に保つ
  Santosha:知足・満足を知る
  Tapas:苦行・鍛錬する
  Svadhyaya:聖典を研究・自己修練
  Ishvarapranidhana:献身的な気持ちをもつ。至高の存在への祈念

3
Asana (アサナ)
  姿勢・ポーズ

4
Pranayama (プラナヤマ)
  調息・呼吸を通して気(精神)のコントロールをすること

5
Pratyahara (プラティヤハラ)
  感覚の制御・欲望や外からの刺激に対してとらわれないこと

6
Dharana (ダーラナ)
  集中・1つのことに集中して雑念にとらわれず心を平穏にすること

7
Dhyana (ディヤーナ)
  瞑想・安定


8
Samadhi (サマーディ)
  悟り。三昧。深い瞑想によってもたらされる至福状態のこと。
  自分を超えて宇宙との一体感を感じる状態。




PARAMPARA

パランパラとは師から弟子へと受け継がれる知識のことです。
私達が師事しているナンシー
ギルゴフ師は1973年、南インドのマイソールでシュリ・K・パタビ・ジョイス師のもとでアシュタンガ・ヨガの練習を始めました。西洋人として初期にアシュタンガヨガを学び始めたグループの中の一人です。

ナンシー師がパタビ・ジョイス師にどのように教えるべきか尋
ねた時、師は「私が教えたように教えなさい」と言い、その後現在に至るまで当時学んだ事をそのままにマウイ島にある”HOUSE OF YOGA AND ZEN”でのクラス及び世界中で伝え続けています。